優しいオレンジ色が庭のアクセントに
様々な木々や植物を植えてはいるものの、庭で自慢できるポイントの一つはビワの木です。柿ほどの背の高さまではいかないものの、立派な緑色のしっかりした葉をたくさんつけて、時期になると優しいオレンジ色の実を毎年つけてくれます。ちょうど道路からすぐのところに植えたので、道行く近所の人から木になったビワが欲しいコールが毎年ありますが、出荷目的で作っているわけでも念入りに手入れをしているわけでもないので、枝になる実はとても小さいです。数はかなりの量がなるものの、とにかく小さくて、皮をむいてみるとほとんどが種の状態、ビワの種はこんなに大きいのかと思いますし、その周りに申し訳程度についている実がささやかながら可食部です。
欲しいという人には譲るのですが、とにかく小さくてたくさん木になるので収穫は大変、枝葉の間をくぐり鳥や虫なども避けつつ行う収穫には時間がかかります。でもなぜ庭の自慢の一つかというと、季節を感じることができるのと、はっきりした濃いグリーンの葉とビワ特有のオレンジ色の実の色がなんとも美しいためです。庭にはほかにもいくつもの木や花々を植えてはいるものの、緑の中にオレンジ色が加わると、なんとも一気に庭が華やぐように感じます。ビワの木は1本ではあるものの、枝葉は横へ横へと幅を広がり存在感を増していて、その枝葉の間にポツポツとオレンジ色の実が輝くのがとても美しいです。
ゴージャスな華やかさではありませんが、控えめで奥ゆかしさのある美しさがビワの木にはあります。自慢できる庭づくりのポイントは果物の木を植えること、個人的にはこれはなかなかいいなと感じていますし、見た目も良いけれども食べられるのがまた楽しみです。ちなみにビワはオレンジ色の実を食べるだけではなく、葉っぱをお茶にすることもできます。まったく消毒をしていませんから、葉っぱを摘んでに出しすることで簡単にビワ茶を作ることができ、こうした点も植えてよかったと感じるところです。