見られることを考えての作り

岡山県で文字堀りを生業とする家のなかではなく、門回りやアプローチというのは自分や家族が見るのはもちろんのこと、そこを通る人が見る場所になります。

庭やテラスであれば、自分や家族が楽しめる場所として作るのですが、不特定多数の人から見られる場所ということで、作りとしては特殊だと考えます。

まず、自分や家族が見ることを考えたとき、門回りやアプローチというのは、家を出るときと帰ってくるときに見える場所です。

朝や夕方に見ることが多くなりため、ここを見ることで幸せな気持ちになったり、元気をもらえるようなビタミンカラーを使ったお鼻を植えたり、アイテムを置くことがいいなと思います。

そのようにすることで、家も華やかに見えますし、シャキッと原元気がわいてきます。

その他、自分や家族の他に、ご近所の人や通りすがりの人が見ることを考えたときには、「季節にあった物を飾ったり植えたりする」ということで、目で見て季節を感じられ楽しくなります。

例えば、秋のハロウィンの時期ならば、カボチャのお化けのかざりを飾ったり、冬ならクリスマスの飾りつけをしたり、そんな風に遊び心のある楽しい空間作りをすると、自分自身も楽しめますし、そこを見た人みんながいい気分になります。

門回りやアプローチというのは、そこを見ることで家の中に入るのが楽しみだと思えるものだったり、癒されたりするようにしておくことが大切だなと思います。

私自身、シンプルな作りが好きなために、あまり飾りつけをしたりはしていないのですが、散歩をしていて門回りやアプローチが可愛く飾られてきたり、綺麗に整えられている所を見ると、「このおうちの人は、優しそうな人だな」と感じたりします。

門回りやアプローチというのは、その家に住んでいる人を表すものとして捉えられると思うので、言えでも重要な場所だと言えます。

豪華にする必要はなく、まずは「清潔に」そして、「見られることを考える」というのを頭に置いて作ることでいい場所になると感じます。